中国武器・狼牙棒で男性殴打 被告「殺意なかった」 千葉地裁初公判

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 中国の打撃武器「狼牙棒」(ろうげぼう)でバングラデシュ人男性=当時(32)=の頭を殴り殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われた住所不定、無職、岡村隆被告(54)の裁判員裁判の初公判が16日、千葉地裁(金子武志裁判長)で開かれ、岡村被告は「殺意はなく、危害を加えるつもりはなかった」と殺意を否認した。

 検察側の冒頭陳述によると、岡村被告は、近隣に住む男性のアパートの大家が男性方を訪れた後、近くの駐車場で大家と話していたところ、男性がアパート2階から大家に対し「早く帰って」と言ったことを、自分への発言と誤解。男性に「降りて来い」などと言い、犯行に及んだ。検察側は狼牙棒の形状など危険性を指摘し「死んでも構わない」との未必の殺意があったと主張した。

 弁護側は「パニック障害があり、リハビリで素振りをしようと狼牙棒を持って外出したが、男性が向かってきたため怖くなり狼牙棒を振り当てた」などと、傷害罪にとどまると訴えた。

 起訴状などによると、岡村被告は4月13日午後10時50分ごろ、殺意を持って当時住んでいた富里市内の自宅駐車場で近くに住む男性の頭を先端に鉄製のとげ状の突起物が多数取り付けられた狼牙棒(長さ約1・86メートル、重さ約2・3キロ)で2回殴り、加療約1カ月の頭蓋骨骨折などの重傷を負わせたなどとしている。