「免職」一転「停職」に 死亡事故関与疑いの職員 長生村

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 死亡ひき逃げ事故に関与したとして、長生村が懲戒免職処分にした男性職員(38)について、同村が処分を停職3カ月に修正していたことが5日、分かった。県市町村公平委員会の裁決に基づく措置で、男性職員は復職している。

 村総務課などによると、1月15日未明、同村宮成の村道で、千葉市消防局職員の男性(29)が車にはねられ死亡した。男性職員は事故に関与したとして、2月に免職となり、11月には自動車運転過失致死と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで県警に逮捕された。

 男性職員は3月、村の処分について同委員会に不服申し立てを行った。同委員会は10月28日付で「確たる証拠のないまま請求人を不利益に取り扱うことは許されない」などとして、免職を停職3カ月に修正すると裁決した。

 村は弁護士と協議するなどして対応を検討し、裁決への異議申し立てを見送った。男性職員は免職になった2月19日から3カ月の停職となり、処分時の身分を回復。11月には職場に復帰しているという。

 村総務課の担当者は「当時の状況では人が亡くなった事故で、本人も関与を認めたので免職処分にした」と述べ、適正な対応だったとの認識を示している。

 ただ、男性職員に対して刑事処分は出ておらず、現在も在宅での捜査が続いている。今後起訴されて禁錮刑以上の有罪判決が確定すれば、地方公務員法に基づき失職する可能性もある。